退職した4人の銀行員による4つの真実

褒められもせず苦にもされず

サイゼリアの素晴らしさについて語らおうじゃないか。

あなたはサイゼリアを知っているだろうか。

そう、誰もが一度は利用したことのあるあのイタリアンファミリーレストランチェーンのことだ。

 

私の場合、気の知れた同僚と簡単なミーティングをする際にはサイゼリヤで行うと決めている(正確には同僚が決め、まんまと乗せられた)。

 

 

いい年をした大人がサイゼリヤなんて、なんてみすぼらしいんだ。

 

読者の皆様は今まさにそう思っているだろう。

だが、安心してほしい。読み終わった頃にはぐうの音も出ないはずだ。

 

 

サイゼリヤのいいところその1

まず何よりも始めに出てくるのが、費用対効果である。

コスパとも言うのだろうか。

サイゼリヤではそこそこの味のパスタが400円ほどで食べることができる。お腹が空いていないにもかかわらず、パスタを頼んでしまいそうになるほどのコスパだ。

このご時世、都心のパスタをその程度の価格で食せるケースは非常に稀である。

 

今まさに、読者のみなさまは、

 

なんじゃそれ、みすぼらしさ極まりない。

 

そう思っている頃だろう。

早まらないで読み進めてほしい、読み終えた頃には悶絶だ。

 

 

 

サイゼリヤのいいところ2

どこにでもあって、かつ、広い。

 

これはとても重要なことで、どこにでもあるからわざわざサイゼリヤめがけて電車に乗る必要はないし、広いおかげで入店待ちになるケースもほぼない。

このご時世、都心で予約をする必要なく、手軽に、確実に入ることができる店はそうそうない。

スターバックスを想像してほしい。スタバはどこにでもあるが非常に混んでいる。対してサイゼリヤは待ち時間ゼロでそこそこのスペースに腰を下ろすことができる。

個人経営の今にも潰れそうなカフェを想像してほしい。いつも空いており、ふかふかのソファに腰を下ろすことができる、が、サイゼリヤと違い、どこにでもあるわけではない。

 

 

サイゼリヤのいいところ3

喫煙席がある。

会食メンバーの中に喫煙者がいたとしても全く問題はない。

 

 

 

サイゼリヤのいいところ4

長期滞在しても怒られない。

 

これは2ともリンクする。サイゼリヤは満席御礼になることが少なく、そのため長期滞在も許される。

例えば200円のデザートのみで5時間滞在しようとも、店員さんは会計時に嫌な顔ひとつしない。

最近ではカフェでさえ、時間制限を設けるこの時代。

なんて優良なのだ、サイゼリヤ

 

 

どうだろう、ここまでくれば読者の8割は今すぐにでもサイゼリヤに行きたくなっているはずだ。

 

 

 

 

最後に、これを100%に上げておく。

 

上記を考慮して読んでほしい。

サイゼリヤでミーティングを行う本当の理由〉

サイゼリヤはどこにでもあるため、いちいちミーティングの場所を決める必要がない。お互いのアクセスを考えて、一番アクセスの良い駅を選ぶ。改札を出ればほらそこにサイゼリヤだ。これは非常に重要なことで、タイムパフォーマンスが限りなく最大値に近い。前述したように、店を決める時間もなければ予約をする手間もいらない、どこにでもあるから店の場所を考慮する必要もない、もっと言えばメニューが頭に入っているので道中に何を頼むかまで決められる。余った時間を他に回すことで、限りある人生を有効に使うことができる。金欠者や喫煙者への配慮もいらないので、もしそうゆうことを考慮しなければならないのであれば、捻出できる時間はさらに増える。そして何より、そうゆう心がけがミーティングには求められることが多い。たとえ1時間のミーティングであったとしても、6人集まれば6時間の機会費用が費やされている。そこを有効に使わない手はないし、そのミーティングのパフォーマンスを下げようと考える人などいないだろう。確かに実際に会ってミーティングを行う時点で効率的でない部分もあるが、それはそれ、これはこれ、だ。実際に会ってミーティングを行うことは効率性よりも重要な価値がある。だから、省けるとこは省こう、とそう言っているのだ。そうゆう観点を持っていれば、たとえどれだけ冷ややかな目を向けられようが、サイゼリヤに集まることに全くの抵抗はないし、逆にサイゼリヤほど適している場所もない。

 

 

どうだろう、そろそろ開いた口が塞がらなくなっているだろうか。